ぽわんとしむーな その4

ぽわんとしむーな

「ねぇ、君きみ。
君きみは一体いったい、何なにをしてるんだい?

 

そうやってしゃがみこんで、自分じぶんの影かげに涙なみだを流ながして何なにを謝あやまっているんだい?」

 

真っ赤まっかに目めを腫はらしたぽわんは、声こえのする方ほうを見みました。

 

「…影かげ?」

 

「うん、影かげ。

君きみのしゃがみこんでいる背中せなかには、 いつもお日ひさまが居いて君きみを見みていたからね。

 

君きみは気付きづいていないだろうけど、いつも君きみの前まえには君きみの影かげがあるよ。」

 

ぽわんは自分じぶんの足元あしもとを見みました。

 

声こえの通とおり、しむーなの咲さいていた場所ばしょにぽわんの影かげがクッキリとうつっていました。

 

「いつまでも泣ないていないで、お日ひさまに顔かおを向むけなよ。

 

いつまでも立たち止とまらないで、お日ひさまに向むかって歩るきなよ。」

 

「…

…うん」

 

ぽわんはゆっくり立たち上あがって、お日ひさまを見上みあげました。

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