おれさまは、「しばっきん」その3
「うん、やっぱり。
だれもすんでいないようだ。
それに、おおきくてりっぱだ。」
「しばっきん」は、みつけた「いえ」を
とてもきにいりました。
「よし、まずは
げんかんをつくらないと!」
「しばきん」は、みつけた「いえ」によじのぼると
もっていた「つるはし」で
あなをほりはじめました。
「よしよし、
なかなかじょうぶで
よい「いえ」だぞ。」
「しばっきん」は、ふぅふぅいいながら
いっしょけんめいに
あなをひろげました。