おれさまのなまえは、「しばっきん」だ。
おれさまは、くちのなかにすんでいる。
じつは、すんでいる「いえ」が
ぼろぼろになってきたので
あたらしい「いえ」を
さがしているところなのだ。
どこかにちょうどよい
「いえ」はないか?
おおきな「いえ」がいいな。
それに、じょうぶな「いえ」がいい。
あぁそうだ、
ちかくに「えさ」がある「いえ」もいい。
きょうも
こんなことをかんがえながら
くちのなかをさんぽしています。
はなうたをうたいながらのさんぽは、
「しばっきん」にとって
ちょうどよい「いえ」を
さがしているところなのです。